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スーパー「マルアイ」、冷凍冷蔵倉庫用途で国内初 新設物流センターにハネウェルの次世代冷媒を採用

  • ハネウェルのソルスティス® N40(R-448A)冷媒を用いる冷凍冷蔵システムを採用

[東京] 2019年11月26日 — ハネウェル(日本法人:日本ハネウェル株式会社)は本日、兵庫県で食品スーパーを運営する株式会社マルアイ(本社:兵庫県加古川市)が同市に新設した「ロジスティクスセンター(2019年11月稼働開始)」の冷凍冷蔵システムに、当社のソルスティス® N40(R-448A)冷媒が採用されたことを発表します。冷凍冷蔵エリア8,250 m2を有するロジスティクスセンターは、マルアイが県内に展開するスーパーマーケット63店舗(内、12店舗にてソルスティスN40採用済)の物流ハブとなる施設です。このたびの採用は、冷凍冷蔵倉庫用途でアジア初となる事例です。

1953年に創業し、地域密着型食品スーパーとして成長を遂げたマルアイは、食品流通業界のイノベーターとして先進的な取り組みで知られる企業です。カーボンフットプリント削減についても、2003年より業界でいち早く店舗のオール電化を開始し、約2割の光熱費削減に成功しました。

マルアイ 代表取締役副社長 堀徳治氏は、「新しいロジスティクスセンターの冷凍冷蔵システム選定にあたっては、信頼性、安全性、メンテナンスのしやすさ、環境性と経済性を総合的に勘案しました。当社では既にスーパーマーケット店舗でソルスティスN40冷媒を用いる冷凍冷蔵ショーケースを導入しており、省エネ性や性能を実感できていたことから、最終的に採用を決定しました。」とコメントしました。

ロジスティクスセンターで採用されたパナソニック製のコンデンシングユニットは、低温(冷凍)および中温(冷蔵)域ともにソルスティスN40に適合するモデルで、R-404A冷媒を使用する従来モデルに比べ、エネルギー効率性を7%、R-22冷媒を使用する従来モデルに対しては約30%向上します。

日本ハネウェル、アドバンスド・マテリアル事業部部長の竹田学は、「環境規制によって従来冷媒のR-404AやR-22の削減が進むに従い、国内の食品流通業では長期的に有用な代替策を講じていくことが大きな課題となっています。このたび、マルアイが新設された物流センターにソルスティスN40を採用いただいたことで、今後数十年にわたって持続可能な運営のお役に立てることを光栄に思います。」とコメントしました。

ソルスティスN40(R-448A)は、ASHRAE34基準 クラスA1(不燃・無毒)で、国内では不活性ガスに分類される冷媒です。ソルスティスN40のGWPは1,387で、R-404A冷媒(GWP: 3,920)に比べてシステムのエネルギー効率性を最大16%向上する能力を有しています。スーパーマーケットなどの冷凍冷蔵用途でR-404AおよびR-22(GWP: 1,810)を代替するソルスティスN40は、既に世界中で23,000店以上のスーパーマーケット店舗に導入されています。ソルスティスN40は、R-404AおよびR-22と類似した特性を有しているため、冷媒配管などの既存設備を継続して使用することができ、また設備メンテナンスについても従来冷媒と同様の方法で取り扱うことができます。

ソルスティス N40冷媒について詳しくは、ハネウェル冷媒ウェブサイト www.sustainability.honeywell.com をご覧ください。

ハネウェル (www.honeywell.com) は、フォーチュン(Fortune)100 社にノミネートされた、技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙分野の製品およびサービス、ビル・産業向け制御テクノロジー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機、ビル、工場、物流、作業者など、あらゆるヒトやものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、www.honeywell.com/newsroomをご覧ください。