ダイキン工業、ハネウェルの「ソルスティス® N40(R-448A)」冷媒の国内販売で提携
ガリ改正に基づく代替フロン削減目標達成への取り組みに寄与
環境配慮性に優れた冷媒の国内販売網を拡大
[東京] 2019年12月18日 — ハネウェル(日本法人:日本ハネウェル株式会社、本社:東京都港区)は本日、ダイキン工業株式会社(本社:大阪府大阪市、以下「ダイキン工業」)化学事業部と、当社の低GWP(地球温暖化係数)冷媒「ソルスティス® N40(R-448A)」の日本国内における販売提携について合意したことを発表します。このたびの提携は、国内で高まるモントリオール議定書キガリ改正に基づく代替フロン削減目標達成に寄与し、エネルギー効率性の高い冷媒に対するニーズに応えるものです。ダイキン工業では、同社の冷媒ブランド名「クリアード」にて本製品を国内で販売します。
ソルスティス N40は、スーパーマーケットなどの冷凍冷蔵用途で従来のR-404A(HFC、代替フロン)およびR-22(HCFC、特定フロン)代替として最も採用されている、不燃性の低GWP冷媒です。既に世界中で23,000店以上のスーパーマーケット店舗に導入されており、国内でも採用が拡がっています。
ダイキン工業化学事業部 営業部 化学品・化工機営業担当部長の仁田正宏氏は、「ダイキン工業化学事業部は、お客様のニーズに最大限に応える製品をお届けしていくという姿勢から、食品流通産業で従来のR-404AおよびR-22の代替冷媒として幅広く支持されているハネウェルのR-448Aに着目しました。当社のクリアードR-407Hに加えR-448Aを製品ラインアップに加えることで、国内市場の既存そして今後の要件を満たし、環境性や経済性の点でもメリットのある製品を、お客様にお届けすることができるようになります。」とコメントしました。
ソルスティス N40は、GWPが高いHFCの削減を定めた国際的な取り決めであるモントリオール議定書キガリ改正をはじめとする、既存および将来の法規制の遵守に取り組む世界中の食品流通企業で採用されています。国内では業務用冷凍冷蔵機器用コンデンシングユニット用途について2025年までに低GWP化する目標が定められており、食品流通産業では厳格化する法規制の要件を満たし、かつ取扱が容易で省エネ性能が実証されたソルスティス N40などの実践的な代替策が求められています。
ハネウェル、定置機器向け冷媒担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのクリス・ラピエトラは、「ソルスティス N40は、温室効果ガス排出とエネルギー消費量を低減し厳しい法規制に準拠する冷媒として、世界中の商業および産業向け冷凍冷蔵産業で信頼され、選ばれています。日本国内の販売ネットワークが拡がることで、より多くのお客様に製品をお届けできるようになります。食品流通をはじめとする産業界が取り組む、高い環境配慮性と省エネ性を持つ新冷媒への移行をサポートしてまいります。」とコメントしました。
ハイドロフルオロオレフィン(HFO)技術から生まれたソルスティス N40(R-448A)は、R-404A冷媒に比べGWPを68%低減した低GWP冷媒で、省エネ性の点でも優れています。ソルスティス N40は、新規機器の他、GWPの高いR-404AやR-507を用いる既存機器のレトロフィット使用にも適しています。
ソルスティス N40は国内で、大手スーパーマーケット、コンビニエンスストア、食品物流センターの冷蔵冷凍エリアなど幅広い用途で採用されています。その他、ハネウェルのHFO冷媒は、スケートリンク、カーエアコン、据付型空調、世界最長の海底トンネルの空調など、さまざまな用途で使われています。
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